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不思議不思議の不思議膏・再考 [適当系]

 以前書いたヒサヤ大黒堂の不思議膏記事(http://blog.so-net.ne.jp/warabaa/2005-01-16)にトラックバックをもらったので、久々に不思議膏について。
 あの記事はブログ開始したての記事だったこともあるが、なぜかgoogle等の「不思議膏」検索で上位に入っていたこともあり、来場者の少ない当ブログの中ではダントツのアクセスキーワード第1位となっている。
 それにしてもこの「不思議膏」、新聞の広告でしか見たことがないけれども(某女史がサンプルを取り寄せたので初めて見ることができた)、なんとなく、効き目があるのでは?という先入観(?)を持つには十分なインパクトと歴史がある。「」の広告は昔からあまりに有名だし、「養命酒」などと同じように、(短期的な痔治療薬というより)長期的な体質改善に役立つクスリといったイメージさえ漂っている。
 とはいえ、某女史がサンプルを取り寄せた後に何度も届いた宣伝&注文書を見ると、薬の購入はかなり高額の値段だし、ヒサヤ大黒堂の創業の歴史のみならず建国の由来やら何やら宗教的な内容まで含めた機関誌が届くのだから、これはやはり引いてしまうw

不思議膏」の販売ターゲットは誰なのか。
たとえば、時代劇で毎度おなじみのパターンとして、一種の万能薬としての高価な「朝鮮人参」があり、病気のおとっつぁんに朝鮮人参を飲ませたい一心で犯罪に走ってしまう息子や娘が出てくる。この「不思議膏」も、なんだかそうした時代劇における「朝鮮人参」のイメージを(意図的に)引きずっているように思える。つまり、痔は悪化しているが病院や医者の世話になりたくない・他人に知られずこっそり直したいというせっぱつまった気持ちと、販売元のヒサヤ大黒堂は昔から存在しているからそれなりに人々に受け入れられているのではという推測、そして単に安い薬よりむしろ高価な薬のほうが効き目がありそうという安易な推定があいまって購入する気を起こさせるでのはないか。すなわち、販売ターゲットは「藁をも掴もうと溺れかけている者」だ。広告に載っている「使用者体験談」では、長年の痔の苦労のほか、副作用や再発など科学的な医療への不信を挙げていることが多い。痔を長年放置してこのまま病院にも行きたくない人にとっては「痛まずしまず心地よく治す」という名コピーがすばらしい誘惑となるのだろう。






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瑠璃子

俺もココログに作ったやつ、転載してみようかな。
君のぢも悪化したようだし。
by 瑠璃子 (2007-06-13 11:01) 

わらばー@見ッチェル

それは君じゃないか。不思議膏サンプルを人知れず全部使ったようだしw
by わらばー@見ッチェル (2007-06-13 11:03) 

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