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『千年の恋 ひかる源氏物語』 [映画・DVD系]

東映50周年記念映画『千年の恋 ひかる源氏物語』(2001)を見た。

千年の恋 ひかる源氏物語

千年の恋 ひかる源氏物語

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/09/21
  • メディア: DVD



このところ、『柳生一族の陰謀』『伊賀忍法帳』『里見八犬伝』といった、ある種戦いに明け暮れ血しぶき飛ぶ作品を多く見ていたので、つかの間一服の清涼剤となるかと思いきや・・・単調な「映像美」を長々と見せつけられてかなり疲れました。名の知れた源氏物語を、四季折々の花々をあしらった華麗な美と、日本が誇る豪華女優陣を出演させることで世界にもアピールできる作品にしようという東映の方向性が完全に斜め35度に傾いてしまったとしか思えません。
変なタイミングで松田聖子がわけのわからん歌を歌って登場するぐらいなら、最初からミュージカル映画として作っていたほうがよかったのではないだろうか。竹下景子の○○○ーシーンも見たくなかったw。あの映像のせいで故はらたいら氏の鬱がひどくなったのかもしれないし、大橋巨泉が参議院議員になったのにすぐ辞職してしまった原因になったのかもしれない。

製作スタッフを見ると脚本に早坂暁、企画に山内久司の名がある。それぞれ複数のスタッフのうちの一人だからどれだけ内容に関与しているのかよくわからないが、必殺を作った名プロデューサー山内、「必殺からくり人」を名作たらしめた早坂の名が泣くんじゃないでしょうか。まあ必殺は松竹、こちらは東映だし関係ないといえば関係ないが。

とりあえず個人的には、帝を演じた本田博太郎、無惨なケツを晒した渡辺謙あたりしか見所がなかったように思う。北京原人から必殺仕舞人はてはミカドまで演じてしまうウパー博太郎には頭が下がる。そして、ふんどし姿で砂浜でケツ出して死ぬ渡辺謙は、その後硫黄島で栗林として死ぬ演技の予行演習をやっていたのだと脳内補完しておこう。




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コメント 4

瑠璃子

キン・ザ・サと比べるとレビューに愛がなさ過ぎるぞw
by 瑠璃子 (2007-05-30 01:09) 

わらばー@見ッチェル

>スコジ次郎
だって、この映画には愛すべきおバカさが感じられないジャマイカ。
by わらばー@見ッチェル (2007-05-30 01:20) 

クロヒコ

必殺は松竹だったんですね。
初めて知りました。
by クロヒコ (2007-05-30 23:24) 

わらばー@見ッチェル

そういえば必殺の映画もいくつかありますが、ちょっとアヒャ!な
『必殺!ブラウン館の怪物たち」という作品は松竹創業90周年、朝日放送創立35周年記念なんですよね。やっぱり○○年記念映画は鬼門w
by わらばー@見ッチェル (2007-05-31 13:09) 

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