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『戦場のメリークリスマス』 [映画・DVD系]

早稲田松竹で『戦場のメリークリスマス』を観た。

1週間ほどの上映で本日最終日。観客は少なく平均年齢もかなり高かった。私自身も内容よりデヴィッド・ボウイと教授が出ているから大画面で観たい、というだけで観るようなもんだw。あのテーマ曲(の出だし部分だけだが)を何度もピアノで練習してみたことを思い出す。

 1942年、日本占領下のジャワ捕虜収容所が舞台。収容所長ヨノイ(坂本龍一)、ハラ軍曹(ビートたけし)らの管理下、多数の連合軍捕虜が収容されている。主人公ローレンス(トムコンティ)は日本側との連絡役を務めており、ハラと親しい。ある時、処刑寸前だったセリアズ(デヴィッド・ボウイ)が送致されてくる。ヨノイは彼の存在をなぜか妙に意識していた・・・

セリアズの弟への「贖罪」意識と、ヨノイの仲間に死に遅れた「恥」の意識がお互いの内面で響き合ってしまうのか、奇妙な友情ともホモセクシャルな感情とも受け取れるかたちで現出する。相通じなかった日本文化と西洋文化との間にまかれた種が芽を出したようにも思える。ラストのたけしも印象的だ。

デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしという80年代らしい異色かつ豪華なキャスティングで、脇役もジョニー大倉、戸浦六宏、内田裕也など多彩。ところで当時の内田裕也は小泉純一郎に似ているし、トムコンティにいたっては安倍晋三そっくりじゃないかw

蛇足ながらボウイと教授が抱き合うシーン。ロッキンオンだったか音楽雑誌に載ってた「エイトビートギャグ」なる漫画で、妖しげに抱き合う2人を見て、怒ったデヴィッド・シルヴィアンがロンドンから東京に向かう、というギャグがあったがwシルヴィアンの「禁じられた色彩」も忘れちゃいかんでしょう。


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