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『馬鹿が戦車でやってくる』 [映画・DVD系]

馬鹿が戦車でやってくる

馬鹿が戦車でやってくる

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2005/07/29
  • メディア: DVD

『馬鹿が戦車でやってくる』を見た。言い伝えの村を舞台としたドタバタ喜劇。ストーリーテラーは初代黄門様こと東野栄治郎。

元少年戦車兵の主人公サブ(ハナ肇)は、耳が遠い母と知的障害のある弟の兵六と貧しい暮らしをしている。村には地主の庄屋と病気の美しい娘、噂好きで何かと口を出してくる村の衆、新任の頼りない駐在さんなどがいた。それなりに秩序が保たれていた村で、ある時、庄屋がサブの土地を買おうと訪ねることから何やらおかしな方向へと話が展開していく。村祭りと同じ日に、娘の全快祝いが開かれることになり、娘に好意を抱いていたサブはおめかしして庄屋の家を訪れる。しかし、祝いの席にいた地主たちに「家の格が違う、お前の来る所ではない」と痛罵され、「馬鹿にするな」と村人たちを相手に暴れ回る。そのために警察の世話になってしまうが、そのスキに県会議員がサブの母をだまして、土地を担保に金を貸しつけてしまったのだった。後日、それを知ったサブはさらに怒りを爆発させ、ついにある「行動」に出ていくのだった。

まず、きちがいとかかたわとかの言葉が随所に出てくるので、地上波で放送するのは厳しいでしょう。地主=悪、庶民=善という図式がはっきりしているが、ここは今の目からみれば古くさく感じられるかもしれない。しかし、地方の農村に残る古い体質を風刺しているのだから、公開当時はそれなりに受けとめられたのかもしれないなと思う。それに、村人たちも必ずしも良い人というわけでもなく、お節介で口うるさく、お調子者で無責任な側面も描き出している。

登場する戦車は本物ではなく、雪上車だかなんだかを改造して作ったとのこと。詳しい人が見ればウソ臭く見えるのだろうが、けっこうソレっぽい雰囲気は出ていたように思う。
それから、私の好きな高橋幸治が青年医師役で出演しており、ちゃっかり庄屋の娘をゲットしているところが憎いなあw



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