コレヒドール戦記 [映画・DVD系]
ジョン・フォード監督、主演ジョン・ウェインの戦争映画。マニラの第3哨戒魚雷艇部隊の活躍ぶりが話の中心。日本の真珠湾攻撃で日米は開戦、ここマニラにも日本軍の攻撃が及び、副隊長であるライアン(ジョン・ウェイン)は負傷して野戦病院へ送られる。そこで知り合った美人看護士と良い仲に。ライアンの淡い恋と、捲土重来を期してフィリピンを退却していく米軍が描かれている。フィリピンを脱出していく将軍や上層部と、十分な救援・退却手段も与えられず現地で残存しなければならない兵隊達が描かれているので、軍への批判的意味合いも多少はあるのかもしれない。
戦闘シーンに関して。日本の巡洋艦に対する攻撃シーンが2度ある。海上を疾走しつつ雷撃するさまは迫力があるが、肝心の日本の巡洋艦はボカスカ砲を撃ってくるものの、船なんだか島の影なんだかよくわからないシロモノなのにはガッカリ。字幕では「阿賀野級」と出てたが、会話では「アガーミ・クラス」と聞こえたのは何なんだろう。まさか最上の間違いか?それから魚雷艇を攻撃してくる日本の航空機は、序盤では戦闘機(機種は不明)、中盤では水偵(らしき形)が出てくる。他に米軍側の航空機としてはグラスホッパー偵察機、DC3輸送機が登場している。
ジョン・ウェイン主演ではあるが、さほど印象に残らない作品だった。
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